ときめきメモリアル 30th ANNIVERSARY LIVE 〜forever〜
ときめきメモリアル発売30周年を迎える1年前から公式の動きが急に活発になり、「これは何かある!」という期待。その期待通り、「ときめきメモリアル 30th ANNIVERSARY LIVE エモーショナル」が発表。それも主要キャラの声優全員が一堂に会するという豪華イベント。このようなイベントは二度となく参加したかったが、交通費や日程等の都合で断念。参加者の話を聞きながらライブの盛り上がりのすごさに驚き、不参加に後悔し、30周年企画はこれで終わるものだろうと思っていた。
しかし、まだ終わらなかった。ここからが本当の「ときメモ30周年」だったのだ!
「ときめきメモリアル〜forever with you〜 エモーショナル」がニンテンドースイッチで発売されるという話題が突然飛び込む。まさかの出来事で驚いた。
同時に、自分がこれまでときメモファンとしてサイトを長く運営し、ほぼ毎年OFF会を主催したことが報われた瞬間である。
さらに、2025年3月に行われた「ときめきメモリアルファンミーティング ときめきのホームルーム」で、「ときめきメモリアル 30th ANNIVERSARY LIVE 〜forever〜」の開催が発表。まさかの30周年記念ライブ第2弾である。
これはもはや言い訳をして不参加を決め込むわけにはいかない!
ときメモに長く関わったなら必ず行かなければ!
ライブチケットを抽選で購入し、両日ともに1階アリーナ席を確保。その後にバスチケットと宿泊の予約を行なう。
今の時代はデジタルやペーパーレスが主流である。アナログしか知らない自分は四苦八苦しながら何とか購入や予約を済ませた。
このまま当日を待つのも良かったが他にも何かをしたいと思い立ち、「プレゼントボックスがあるしファンレターを書いてみよう」と考える。しかし、誰か一人だけというのも心が痛む。それなら出演者13人に渡そうと思い13人分を作る。
ファンレターはWordで作ったものだが、ときメモに対する自分の思いを書いたつもりである。
そして時は経ち、ライブ前日の5月16日、夜行バスで新宿に向かい、朝6時頃に到着。
雨すげえ…!
思った以上の雨模様に不安を覚えながらも、朝食を摂った後に横浜桜木町へ。
不慣れな土地なら駅近くでも迷うものである。駅前ホテルの下見で1時間も迷ってるんじゃねえ!
いや、それよりも雨だけじゃなくて風もすげえ!
折り畳みの傘が使い物にならなくなるばかりか、身体が飛ばされそうになるくらいの身の危険を感じる。さらにはこの雨のせいでファンレターの封筒が濡れてしまった。渡さないことも考えたが、ある程度乾けば大丈夫と思いこのまま渡すことにする。
何とかライブ会場のぴあアリーナMMに到着。この時点で10時頃になっていた。
この時にはある程度の人が集まっていた。分かりやすい人たちが多くいて安心した。強者猛者がが多いと自分も話しかけやすい。SNSを通じた人とも偶然に会うことも出来た。この時に沙希ちゃんと菅原さんのフラワースタンド主宰者のまふらさんとアニプラスさんにも会う。些細な金額だが事前に協賛していたのである。
係員による当日のグッズ販売のアナウンスが行なわれた。自分はグッズには興味はないが、記念にパンフレットでも購入しておこうと思い列に並ぶ。かなり長い列である。この途中でデオななさんと出会う。ずいぶんと久しぶりである。
12時頃に列が進み始め販売コーナーでパンフレットを購入。それから隣に設置されたパネルアートを鑑賞。
開演まで時間があるのでホテルにチェックインに向かう。相変わらず雨風かきつい。
少し休憩してホテルを出ると雨が上がっていた。風は相変わらずきつかったが。
開場に戻り、サイト常連の輝さんと初顔合わせ。他にもコール本を配っている人や様々な服装で応援する人を見かけ、ライブ前の雰囲気が盛り上がっていく。
そして、16時に入場。
会場内にはフラワースタンドが色取り取りに飾られている。自分が協賛したフラワースタンドも確認。
出演者ごとに分けられたプレゼントボックスにファンレターを投函。少しでも目を通してくれることに期待を込めておこう。
1階のアリーナに入るとゲームのBGMが流れていてテンションが上がる。注意事項の放送は「我らが友人、早乙女好雄」こと、うえだゆうじさんのナレーション。うえださんは今回のライブには出ないが、ナレーションで出てくるだけでもときメモのライブであることを認識できる。
17時になりいよいよ開演。ライブのオープニングではヒロインキャラ紹介の映像。もう興奮しかない!
続いて、出演者全員がステージに登場。最初の曲は当然、「もっと!モット!ときめき」。歓声とともにコールである。コールは変わっていなかった。20年くらいのブランクがあるはずなのに皆が覚えてる。感動だ。自分もコールは覚えていた。
曲が終わり、オープニングトーク。ときメモエモーショナルで初めてときメモに触れた方も多いようだ。同窓会であり、新入生歓迎会である。
トークはいったん終了。次の曲は「星空のパワー」。これもテンションが上がる曲である。
ライブの構成はエモーショナル発売を機に作られた新曲とおなじみの既存曲を数曲のパートで分けながら出演者同士のトーク。その間にライブでの販売グッズの紹介もあった。
ライブ限定発売のアクリルスタンドの紹介で菅原さんが紐緒さんのアクスタを倒すというトラブルが発生。中さんが思いっきりツッコミを入れる。菅原さんは相変わらずである。
あと、優美ちゃんの誕生日が前日だったので「ハッピーバースデー」を会場皆で合唱するという一幕も。
大体15分の休憩をはさんで後半へ。菅原さんの「笑顔いっぱい!」が流れる。これもコールは皆覚えていた。いや普通におかしいだろ…。
その後も新曲と既存曲で盛り上がっていく。しかし、ここで一つの疑問が生まれる。
え、もしかして新曲を全部出すの…?
てっきり2日間に分けて出すものと思っていたが…。
まぁたしかにどちらかしか参加しない人もいるし両日に新曲を出しても問題はないが…。
戸惑いをよそにライブは進み、藤崎新曲「オレンジの空」が終わった後に出演者全員が再びステージに。
金月さんの「フォーメーション」の掛け声で出演者が定位置に着き、始まった曲は「ハートのスタートライン」。
曲が終わればステージは暗転。
湧き上がるアンコール。
そして、出演者全員が再び登場!曲は「10th SMILE」である。
曲の後は今回のバンドメンバー紹介。生バンドだからこその醍醐味である。
次は新曲「サプライズは微笑みのあとで」。その前に、振付を皆で行なおうということで振付の練習。
曲が終わり、記念写真の撮影と今回のライブCD発売の発表。
そして、今度こそ最後の曲。
ときメモで最後に聴く曲といえば「二人の時」。最高の盛り上がりで21時近くにライブは終了した。
その後、会場を出てSNSで紹介されたOFF会に参加。ライブの興奮冷めやらぬ中でのOFF会は話題に事欠かず盛り上がった。
OFF会は23時頃に終了し、宿泊先のホテルに移動。途中で購入した夜食を摂り就寝。
7時に起床し朝食へ。ブッフェ形式なので食べるだけ食べる。2日目も体力勝負だ。
10時にチェックアウト。ライブ会場へ移動する。
会場前に到着してあみやさんと出会うこともあり、他にも知り合いや偶然に出会う人と歓談。他にも同人本やコール本をもらう。
グッズ販売のアナウンスもあったが、昨日のうちに済ませたので並ばず。その間に昼食を摂っておく。
14時になり開場。この間に最近サイトに来てくれている社長さんと出会う。
15時に開演。前日と同じくオープニングの後に「もっと!モット!ときめき」でライブ開始。
紹介トークの後は優美ちゃん新曲「元気満タン!恋模様」、虹野新曲「エール!は君のために」と続く。
両日とも新曲の重複披露は考えものかもしれないが、結果的には良かったのではないのだろうか。前日とは違い、2日目では新曲に慣れているので行動がしやすい。落ち着いた曲では着席する余裕も。
どのくらい落ち着くことができたかというと、栗原さんが歌う前に、「ムクすわりなさい」で一斉に着席するくらい。
そう、前日と同じく、我々は閣下の実験台になり、ムクになり、鏡さんの親衛隊になったのである。
詩織新曲「オレンジの雲」が終わり前半終了。
直前に中さんの「後半に続く」に金月さんの「聞いたことある」のツッコミ。我々も聞いたことがあるぞ、日曜の夜に。
15分くらいの休憩が終わり、金月さんと菅原さん、菊池さんがステージに登場。菊池さんだけ衣装がおかしいことに二人からのツッコミがありつつ、次の曲紹介。
曲は「GO!GO!パラメータ」。
まさか予想が当たるとは!
曲の前に「GO!GO!パラメータ」のコーラス部分を皆で練習。
曲はShiori、Saki、SakiVer.2.0、Miharuの混合バージョンである。ライブでしか聴けないレアものだ。
さらにライブは進む。清川新曲「フォトグラフ」の後に「出会えて良かった」のイントロが!
「出会えて良かった」の伴奏で菅原さんが虹色の青春でのセリフ「お弁当作ってきたんだ」。
その瞬間、自分は叫び声を上げる。
さらに、「約束したじゃない」。
一気に崩れ落ちる。
不参加の前回でも同じようなセリフがあったと聞いているが、こんなの生きていられるわけがないじゃないか!
続いて「フィフネルの宇宙服」。ライブ最終盤ともあって盛り上がりも最高潮である。
ソロ曲の最後は金月さんの「告白」。「告白」は初めて聞くが元ネタは知っていた。
この曲で最後を締めるのはファンの心情を理解している。
出演者全員がステージに上がり「ハートのスタートライン」で締める。
アンコールが沸き起こり、再び全員がステージに登場。
「10th SMILE」、バンドメンバー紹介、「サプライズは微笑みのあとで」での振付の練習と歌唱、記念写真の撮影と進んでいく。
最後は「二人の時」でステージは終了。
再び沸き起こるアンコール。さすが最終日である。
ダブルアンコールは「もっと!モット!ときめき」である。最後の最後まで盛り上がった。
うえださんのナレーションがありライブが終了。19時過ぎである。
両日のライブでのセットリスト(公式Xポストのキャプチャのため転載等禁止)は合計で65曲。総時間は8時間である。
この興奮のまま帰りたくはなかったが帰らなければならない。泣く泣く会場を後にして新宿へ。
夕食を済ませてバスタ新宿に向かい、定刻通りの夜行バスで地元へ帰還し帰宅。
30周年の締めくくりともいえる今回のライブは素晴らしかった。
次はエモーショナル発売1周年記念か、いや、5年後の35周年記念でライブが開催されることを期待したい。